ゴールデンカムイ アニメ:1話感想




思ったことつらつらと書いていこうと思います。




ちょうど、今日友達と一緒に原作と比べっこして新しい発見もあったので
親の顔より見た後藤の土饅頭も新鮮に感じました。


色がついて、動いて、感情が乗って、情報量が格段に増えると今まで見てきたものとはまた違った見え方ができるんだなあと思いました。ひとりで見るより、誰かと見るとエキサイティングするので非常に面白かったです(^∇^)





「映像化、やれるもんならやってみろ」

と作者が言った通り、本当にアニメ化しちゃっていいの〜?
って感じのはちゃめちゃな原作〜思い出される造反組の死に様〜
1話目からおじさんの死体がえらいこっちゃになって
グロいかグロくないかといえば、グロいし、
その辺をどう上手に規制をくぐっていくのかちょ〜たのしみ!





以下ともだちと原作アニメ見比べっこ感想


漫画の1−2話(およそ100ページ)分が今回の1話の中で構成されていました。
説明的な台詞も多いのでたまに省かれる台詞もありましたが脚本は殆ど原作のままでした。



後藤さんが金塊の噂を語るシーンで
>遊郭を買ってもお釣りがでる~
と追加されていたので酒飲みでお人好しの「エロじじい」なんだな〜という印象です。



原作で杉元のギャグ調に表現されていたシーンは全てシリアスな表情になっていました。
ストーリー全体からコミカルさを徹底的に削いで、地獄のような戦争を生き延びた元兵士が今尚厳しい大地で金策巡らせてるイメージになりました。声もどんより重く、鬱蒼としていたので退役して間もない「心に傷を追った兵士」という無骨な杉元像が伝わります。少し世捨て人的に見える投げやりさを見受けます。漫画では1話から杉元は気の良いにいちゃんといった感じで所々笑みを浮かべていましたが、今回のアニメでは終始真顔で、唯一「俺が戦ってきたのはロシア兵で~」のカットで自虐的な笑みを浮かべてるくらいでした。私は原作を読み既にアシリパや白石たちとわいわい楽しく北海道の旅をしているお茶目な杉元を知っているので、強いギャップを感じましたが彼は戦争から戻りたてで未だ心は戦場にあり、いわば初期段階にあるので、きっとこれから登場人物が増え彼らを通して杉元像が見えてくるのかな、と思いました。




漫画1話の杉元:話のわかるユーモアあるにーちゃん
アニメ1話の杉元:心に闇もってそう(そらそーだ)


それからちょっと楽しみにしていた解説は今回省略されていました。


学名が出されるコマは勝手にバックスバニーショーの西脇保無感情ナレーションイメージで漫画読んでます。







友達が言っていたのですが、後藤の作画が良いということで改めて注目してみてみると確かに骨格もしっかり描かれていて短い命(役目)でしたが、後藤という人間性を漫画以上に丁寧に描き出そうとしていたようにも思います。個人的な収穫(?)といえば体に刻まれた刺青で読める部分が増えたことかな。



アシリパさんが突進する熊を躱すシーン、原作では少し焦った表情をしていましたがアニメでは問題なく対処していました。刺青の入れ方とその真意に気付いたアシリパさんも殆ど表情を変えることがなかったので、原作以上に人間味がみいだせず、清い天上人のイメージが強かったです。漫画では素直に(精霊みたいな女の子だなぁ)と思いました。アニメだともう少し無機質な少女といった風でしょうか。謎めいた少女です。



杉元とのやりとりもどこか金属的で距離感があり、初対面で和人である彼を信用していないのだなと思いました。
このあたりの表現は漫画よりも大人びているように感じます。台詞の中でアイヌ語がぬらりと出てくるのは、やはり新鮮でした。
文字を読んでいるときはあらかじめカタカナが情報として入ってくるのですが、言葉にして混ぜると急に聞きなれない単語が入っても「え、なに?」と聞く間もなく次々に進むので、友達曰く視聴者も杉元目線になれるのだそうです。た、たしかに…テイネポクナモシリ…




原作1話には土方さんは出てきませんが、不意打ちの綺麗なおじいさんのカットに毎度心臓が飛び出そうになります。土方さんかっこいい…。2話に出てくるのかな?このまま進めば1巻ラストまで行けそうなテンポだったのでそうしたら鶴見中尉も「見舞いに行ってやろう」と出てきますね。思ったよりも早く物語が進みそうで毎週がクライマックスであると予感します。わーい、生活に楽しみができたぞ!




それからゴールデンカムイ初見の友達と一緒に見ていたときは203高地のシーンで蟻を食レポする杉元を見て、「いや、極寒の遼東半島に蟻いるのかよ」と一言もらしていました。漫画を読んでいる時は気づかなかったのですが、確かに11月下旬。凍てつく大地に蟻は生息するのだろうかとgoogle検索して調べてみたところ、殆どの蟻は冬は冬眠をするか活動を停止して冬を越そうと体力温存するのですが一種類だけ例外の存在がいました。南米原産の世界一強い蟻、アルゼンチンアリは寒い季節も活動するはちゃめちゃに強い種族だそうです。ニホンオオアリの4倍のスピードで動き回るとききました。エゲツないですね。





不死身の杉元vs世界一強いアルゼンチンアリさん



どうなんでしょう?

画像を見比べてみるとあんまり似ていないです。
同定は苦手なので虫に詳しい方がいらっしゃいましたら、杉元が食レポした蟻の種類を教えてほしいです。




余談ですけれど私も小さい頃、アリを舐めたことがあります。
アリは甘いもの好きなので当然甘いものかと思っていましたが酸っぱくて裏切られた気持ちになりました。アリからしたらたまったもんじゃないですね。




ゴールデンカムイ初見の友達は「こんなにクオリティが高いとは思っていなかった、これからもこのテンションで話は続いていくの?」と私に聞いてきました。どう答えたか正確に覚えていませんが「これから変態がいっぱいでてくる、振り落とされるなよ」的なことを言ったような気がします。





そういえば、漫画にないシーンが追加されていました。
Cパートで尾形が川の側で空き瓶に気づくといったシーンです。
なんだか探偵みたいですね。尾形は鶴見の下で働きながら独断で後藤の噂を聞きつけて川にやってきたのでしょうか。漫画では読み取れなかった部分がアニメで補完されるのは楽しみ!


エンドロールかっこよすぎて痺れました…
なんなんだこのアニメ…すき 
制作時間がなくて苦肉の策だったとしてもすき…

次回予告の声、めっちゃ聞いたことある〜
ってざわついて検索かけたらマダオの人でした(^∇^)
ちょ〜〜すき〜〜〜!



次は白石も出ると噂で聞いたので今からどきどきしています。
もう少しアシリパさんと杉元の関係も打ち解けるのかな?






素直な感想:

杉元顔カッッケエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!終始かっこいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!はぁん、アシリパさんの顔リカちゃん人形寄りで可愛いよ~~~~~すき...音楽めちゃくちゃ良すぎてもはやジ●リだったし師団パートに期待値が高まる。全然くまのCGなんとも思わなかったけど静止画でみるとおもしろい。


また気づくことがあれば2話の感想も書こうと思います。

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